週刊トークンエコノミー

暗号通貨・仮想通貨界隈でその日起こったこと、忘れ去られるくだらない出来事を日毎に記事にまとめています。ちゃんとしたニュースサイトじゃない特徴を活かしてくだらない内容もまとめます。多分日刊です。

MtGOXの破産管財人が大量のBTC・BCCを売却していた件

f:id:Ocknamo_crypt:20180309224342p:plain

※破産処理なので別に管財人が儲かったわけではない。

3月7日のマウントゴックスの第10回債権者集会で約430億円のビットコインビットコインキャッシュを売却していたと発表したことが話題になった。破産管財人による巨額のBTCの売却は市場への影響も大きいのではないかとの懸念が界隈に広がった。

 

1次資料

第10回債権者集会配布資料 / Documents distributed at the tenth creditors’ meeting

https://www.mtgox.com/img/pdf/20180307_report.pdf

 

その他資料 

・MtGOXのコールドウォレットから取引所への送金トランザクションの動きから、ビットコインの売却時期を予想する人が現れる。

I've mapped the exact time when money was transferred from Mt Gox trustee cold storage to exchanges on the BTC/USD chart (total 40,000 BTC). : CryptoCurrency

f:id:Ocknamo_crypt:20180309230300p:plain

 

わかりやすい解説

マウントゴックス、430億円相当の仮想通貨を売却 - 2018年03月08日 [菅原文太] - みんなの仮想通貨

 

twitterの反応

<翻訳>この全体の売却は、管財人と裁判所によって処理されました。 私は昨日他のみんなと同じようにそれについて知った。 

 

雑感

破産管財人は裁判所と相談の上でビットコインの売却を決めたと言っている。

破産のスキームの上では正しい行動だったと考えられるし、当然法的な問題は無いだろう。しかし、これだけの資産を市場に放流することについて、なんの専門家でもない人たちが市場に配慮せずに行うというのは市場の混乱を招くだろう。業界の健全な成長を妨げるのでできるのなら積極的に金融庁に通報したい。

破産のスキームだとこうなってしまうのだとしたら、MtGOXへの民事再生法の適用を期待するしか無いかなあ。

まさかのMtGOX復活に期待。